「安永健太君の死亡事件について考えるつどい」のご案内


期日:平成20年1月26日(土)

時間:午後2時〜4時まで ※受付 1時30分から

ところ:増田会館パル21


遺族からのお願い


 人にはやさしく、仕事ぶりもまじめで、明るい性格であった健太。
いつもと変わらない普段通りの生活の中での信じられない出来事でした。
命を落とした後の健太の変わりはてた姿を見た時、驚きました。
健太は、何が何だかわからないまま、自分が何をされているかわからないまま
命を落としていったと思います。
何があったのか、何回警察に聞いても「問題はありませんでした」と事務的にしか応えられませんでした。 どう考えてもおかしいです。
本当のことを知りたいです。そのためにこれからも頑張っていきます。今回のつどいに皆さんの力をお貸しください。
どうかよろしくお願いいたします。

             遺族代表 (父)    安永 孝行

プログラム

○ この事件の流れとポイント・・・遺族、施設関係者から
○ 安永健太さんを偲ぶ・・・地域、団体、施設関係者から
○ 今回の事件に関わって・・・障害者団体から
○ 事件を通じて考えること・・・親、専門家などから
○ これからについて・・・父親、弁護士などから


〔連絡先〕

社会福祉法人かささぎ福祉会
佐賀市金立町薬師丸1800−1
TEL 0952−98−1915
FAX 0952−98−1021



平成20年 1月 27日 佐賀新聞

平成20年 1月 26日 安永さん取り押さえ死事件でシンポジウム

 
 知的障害者の安永健太さん=当時25歳、佐賀市木原=が警察官5人に取り押さえられ急死した問題で、「健太くんの死亡事件について考えるつどい」と題したシンポジウムが26日、佐賀市の増田会館パル21であった。障害者が安心して暮らせる社会の実現を目指し、参加者が意見を交わした。

 シンポジウムには授産施設の関係者や保護者ら約400人が参加。問題の経過説明の後、健太さんと親交のあった人らが壇上に立ち、「障害者が地域で暮らすには住民の理解が必要」「今回の問題に十分な回答をしない警察は不誠実」などと意見を述べた。

 事件後、身分証明のためのIDカードの携帯を通所者に徹底している授産施設もあり、保護者からは「カードを携帯しなくても安心できる社会にしたい」との声もあった。

 健太さんの父親孝行さんは「街で障害者に会ったら気軽に声をかけ、ふれ合ってほしい」と訴えていた。

【写真】警察官取り押さえ急死問題でシンポジウム、父親の孝行さんが訴えた(右)=佐賀市の増田会館パル21